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爬虫類館

「今回はなんでしょう?」と探偵ケースが尋ねた。

「ちょっと妙なやつだ。真夜中に希少な白いトカゲがいなくなった。いい値段するらしい、世界中で5匹しか残ってないらしい」と警部が説明した。

「監視カメラを確認したらすぐ済む話じゃないか?」

「残念ながら、吹雪の影響で夕方から停電でした。監視カメラももちろん動いてなかった。」と警部が続けた。

「当直の警備員フレッド・ディンブルビーをつれてきた。彼はその貴重なトカゲを最後に見た人です」と刑事はケースを隣の部屋に案内した。そこではディンブルビーが尋問を待って机についていた。彼は汚れた指を組み合わせて目の前の机をじっと見つめていた。

「いなくなった夜に何が起こったか教えてください」と警部が尋ねた。

「特に変わったことはなかったです。園内を全て回ってどこも鍵がかかっていることを確認しました。午前2時ごろに爬虫類館の外にやってきました。中から騒ぎ声が聞こえてきたので鍵を出してドアを開けました。中に入ったら動物たちが気が狂ったように走り回って檻の中で大騒ぎしていました。きっと嵐の音のせいです。特に問題はなかったので猿の様子を見に行って2時半ごろに警備室に戻りました。」とディンブルビーは話した。

「もう3回も聞いています。警備日誌と全く一致しています。」と警部が言った。

「でも、爬虫類館に入った時彼の頭にはたった一つのことしかなかったように思えます。」探偵ケースは一呼吸おいて言った「窃盗です!」

どうして探偵ケースはわかったのでしょうか?

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